au損保の自転車保険、バイクルベストを契約しました。

「保険とか、自分の不幸に対して賭けるギャンブルやん。」とか、「パチンコとか競馬とかより期待値低くない?」なんてネガティブなイメージというか思いがあって、殆どの保険に入らないわたし。

なんだけど、このところ思うところあり、自転車保険に入ることにした。(ちなみに、自動車保険とか、最低限人として必要なものには入ってる。車両保険は入ってないけど。)

自転車レースを始めてから早7年。
結構な回数の落車を経験したものの、運が良いのか落車の仕方が上手いのかたまたまなのか、一番重症だったのは、群馬CSCで開催されたロードレースに参戦中の落車で、数針縫ったふくらはぎの切傷。(翌日開催されたレースにも出場できたレベル。)

とはいえ7年も自転車レースをやってると、身近な人が大きな怪我をしたり、面識はないけど知ってる人が亡くなってしまったり、後遺症残るほどの怪我をされたり。って話をそこそこ聞いてしまう。

ってことで、自転車保険、検討しようかな?と思い立った。

※僕の保険に対する考えはかなり、偏ってる気がするので、真に受けず、自分の信じる保険ライフを送ってください。←

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サイクリストにとっての医療保険や生命保険は期待値が低い

僕らが支払う保険料って、下記公式で成り立ってると、個人的に思ってる。

支払う保険金の予想平均額(①)+保険会社の経費(②)+保険会社の利益(③)=保険料

保険会社は営利企業なんだから、当然利益を追求して保険商品を販売しているはず。なので当然、保険料は原価(①+②)に利益(③)を加えたものとなる。

生命保険や医療保険の原価を分解すると、保険会社から契約者に支払われる保険金(①)と、諸経費(②)の合計(正確には色々あるのかもしれないけど。)になるはず。

大手保険会社はバンバンCM出してるし、スポーツチームにスポンサーしてるし、オリンピックの公式スポンサーやってたりもする。広告宣伝費に相当なお金を使ってる。加えて、社員の給料やオフィスの賃料等々も払わないといけない。

これら全部、僕らの保険料に乗ってくる。

また、競技として自転車をやっているサイクリストは大抵、通常のサラリーマンより健康的な生活を送っているはず。

強くなるために、人一倍リカバリーに気を付けて早く寝るだろうし、食事のバランスにも気を付けるだろうし、タバコ吸わないだろうし、酒もほどほどなはず。肥満なんてほぼいないし、運動するし(過度な運動は健康に悪い説もあるが。w)、運動するからストレスも溜まりにくい(FTPが上がらなくてメンタルやられる場合もあるが。w)だろうし。

要は、不健康な人から普通な人から競技レベルで健康に気を使う人まで、ひっくるめて”病気になる確率”を算出して保険料を決めているとなると、超少数派であろう、競技レベルサイクリスト勢にとっては非常に不利で割高な保険料になってしまうはず。

以上の理由から、積極的に保険(特に医療保険)に入ろうとは思わない。

自転車保険はレースするなら期待値が高い?

対して自転車保険どうか。

自転車保険(レースやトレーニングも対象である場合)は逆に、競技レベルサイクリストが、医療保険で言うところの”不健康サラリーマン”側のグループになるはず。だって、自転車に乗る量が多いし、落車する頻度だってどうしても多くなるし。

バイクルベストのWebサイトを見る限り、ターゲットは「普段自転車に乗る普通の人」が大多数な感じがする。(あと、自転車保険が義務化された自治体もでてきたし。)そんな人たちに対し、自転車レースに出場し、レースのために毎日外でトレーニングする僕らは、期待値が高く、保険料が割安なはず。

これなら、入っても良いかな~と。

追記:バイクルベストを契約してから3年以上経過するんだけど、今のところ、支払った保険料より受け取った保険金の方が多い。おそらく、3倍以上。(それはそれでどーなんだってのもありつつ。)

ってことで、au損保のバイクルベストを検討

そんな事を考えていたこの間の土曜日、埼玉サイクルエキスポにau損保がブースを出展していたので、気になる事を色々聞いてきた。

Q1:自転車レース中の事故も保証の対象?
A1:対象。ただし、”自転車乗車中事故は保険金2倍”の対象外。

Q2:荒川とか彩湖とか、車道でない道での事故も保証の対象?
A2:対象。

Q3:事故した時、どうやって通院日額とかもらうの?
A3:病院の領収証等を査証として支払い。必ずしも警察の現場検証が必要なわけではない。

想定され得る事故には対応できそうな雰囲気。

なお、プランはブロンズ・シルバー・ゴールドの3種類があって、自分は一番手厚いゴールドプランにした。

まとめ:もちろん、1円ももらえない事が一番

散々、期待値がどうの~とか言いながら保険を検討するわけだけど、一番良いのは1円ももらえない事。ロードサービスも付いてるし、御守りを2万円ちょい/年で買ったと思っておきましょう。

ちなみに、JCF登録している人なら賠償責任保険ついてるし、JBCF登録している人ならレース&練習中が対象な傷害保険がライセンスに付属しているはず。ただ、JBCFについては”JBCF登録した”チームメイトと一緒に練習していた場合のみ対象だったりで、ウチみたいな弱小チームはなかなか保険対象とならなかったりするので、別途自転車保険を検討するのは価値ありだと思います。

追記:実際にバイクルベストで保険金を請求

御守りのつもりだったけれど、結構な頻度で保険金を請求し、契約して以降、支払った保険料を受け取った保険金が毎年上回ってる。そう、バイクルベストで儲かってる。(儲かってるって表現は正しくないか・・・。)

特に、レースで落車して鎖骨を骨折した際は本当に助かった。保険金が怪我で打ちのめされた心を癒してくれたw

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この記事を書いた人

デジタルマーケティングコンサルとして働く1児の父。
タイヤの付いた乗り物(ロードレース・シクロクロス・レーシングカート)でレースするのが生きがいです。

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