2022年カートレースin鈴鹿 Rd5 YAMAHA SS

毎年大量のエントリーを集める、お盆休みのカートレースin鈴鹿。Rd5はメインで参戦してるSuper SSクラスの開催がなかったので、YAMAHA SSクラスに参戦してきた。

参加台数は定員の62名。鈴鹿サーキット南コースのフルグリッドは34台なので、28名が予選落ちとなる大激戦。

ちなみに、今シーズンメインで参戦しているSuper SSは30歳以上がエントリーできるマスターズ的なカテゴリなのに対して、今回出場したYAMAHA SSは12歳以上がエントリーできる無差別級カテゴリ。エントリーリストを見ると、10代のドライバーだらけ。基本的にはSuper SSよりもレースのレベルは上。最低重量がSuper SSより5kg軽いこともあって、タイムは速いしバトルも激しい。

エントリーリストの上の方。若い。

と、このブログを書きながらエントリーリストを眺めて気づいたんだけど、自分より年上のドライバーが5人しかいない。マジか・・・。「お前はもうおっさんなんだ。」って現実を突きつけられたようで、悲しい。

目標はもちろん優勝して2連勝!なんだけど、あくまで今シーズンのメインはSuper SSなので、最低限、カートを壊さず、速さを磨く事を目標に行ってきた。(昨今のインフレモノ不足ムードのおかげで、フレームを壊すとモノが無くて新しいのが買えない。)

って事で、カートレース記事でございます。

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前日フリー走行

今回は土曜日入りで参戦。12分の走行セッションを3本走れるんだけど、1本目は生憎の雨ってことでパスして、2本目と3本目の2本でセッティング。

2本目はおそらくトップタイムからコンマ1秒落ちぐらいのタイムで上々。3本目にバッチリトップタイムと同タイム出して気持ち良く帰るぞ!と、思いきや、なぜか調子が上がらずトップからコンマ4秒落ちぐらい。

「明日に向けて不安や・・・。」と思いつつフロントタイヤを触ると、ペコペコ。あ、空気抜けてた。ていうか、空気抜けててコンマ4秒落ちって逆に速いんじゃない?と、ちょっと自信を持ってホテルに帰宅w

3本目のオンボード。またもや、録画開始7分弱で熱暴走により停止。

そして夜、ホテルで嫁氏&6歳児と合流。2日連続のお家プール&お盆の親戚集まりで疲れたのか、6歳児の体調がイマイチ。明日の観戦に黄色信号??

タイムトライアル

そしてレースデイ!

冒頭に書いた通り、今回のエントリーは62台と非常に多いため、タイムトライアルと予選はそれぞれ、2グループに分けて実施される。タイムトライアルの順位で予選ヒートのスタートグリッドが決まり、予選ヒートの各グループ上位14名は決勝ヒートに進み、15位以下はセカンドチャンスヒートにすすむ。このあたりはいつも通り。ただ、今回は台数が多い。仮に予選ヒートでエンジンかからずDNSしてしまうと、セカンドチャンスヒートは最後列の33番手か34番手スタートになる。セカンドチャンスヒートは6周しかなく、通過するには上位6位以内に入らないといけないから、ほぼ無理ゲー。なので予選ヒートが超重要。そしてそのグリッドを決めるタイムトライアルも同じく超重要。

タイムトライアルの作戦は、前回同様、「人のスリップを使おうだなんて邪な考えは捨て、スリップ使えたらラッキー!」作戦。集団を避けてコースインして、とりあえず単独で全力で走る。たまたま前にカートが入ったらそのスリップを使う。自分のペースは良いはずと自信を持って。

結局、コースインから終了までほぼ単独アタック。途中、前のカートに追いついたけど、ペースが違いすぎて邪魔にしかならず。

結果、トップからコンマ5秒落ちの8番手。スリップを使うとコンマ2〜3秒は稼げるから、戦えない程の差では無い感じ!ちなみに、1つ後ろはRd3で負けたGT300ドライバー、その後ろは現在のSuper SSシリーズランキングトップ。

可もなく不可もなく。8位ならまだ、予選ヒートで順位を上げればトップ争いに絡めるはず。何より上位勢はほぼ全員、スリップを使ってのタイムだから、純粋な速さでは3位あたりでも走れるはず。セッティングは特に変えず、予選へ。

予選ヒート

予選ヒートはタイムトライアルの結果から、8番手、イン側からのスタート。(鈴鹿の南コースは、レイアウト的にアウトがわが有利なので、ポールポジションがアウト側。)

ローリングスタートは上手くいって、いくつかポジションを上げられそう!と2コーナーを曲がってる途中、思いっきり追突されて失速。9番手にドロップ。ただ、ペースはありそうなので落ち着いて狙う。追突しやがったヤツは7位。

3周目か4周目、8番手が7番手を無理やり抜きに行って接触。そのイン側をぎりぎり避けてごっつぁんで7位浮上。したものの、無理やり抜きに行った彼がヘアピンで無理やり抜き返しにきて、8位にドロップ&6位との差が数秒開いてしまった。

その後、7位の無理やり君(命名)が「前追うからいらんことすんなよ!」って上から目線ジェスチャーをするので、一旦は着いて行こうかと思ったものの、偉そうにジェスチャーしてた割にペースが遅い。って事で3コーナーでパス。その後はジワジワ離されて千切れた模様。

そこからは6位を目指してプッシュ。4位〜6位が団子状態なので、バトルしてくれれば追いついて順位を上げるチャンスがあるはず。と思ったんだけど、全くバトルしてくれない。ジワジワ追いつくものの足りず、6番手の真後ろまで追いついたあたりでチェッカー。予選ヒート7位。

予選ヒートグループ7位。ペースは良かったようで、ベストラップは2番手タイム。

自分のグループの方が予選ヒートのレースタイムが速かったので、決勝ヒートのグリッドはポールポジション側の7列目13番手スタート。

7位浮上後の追い上げを見ると、ペースはあったんだなぁと。

決勝ヒート

予選ヒートから決勝ヒートまで、4時間近くインターバルがある。って事で、ちょっとセッティング変えつつのんびり待ってたんだけど、雨雲レーダーを見ると、決勝ヒートの時間帯に雨雲がやってきそうな雰囲気。(そして、この雨雲に今日のレースは翻弄された。)

自分のYAMAHA SSクラスの2つ前のクラスの決勝ヒート実施中に雨が降ってレース中断。って事で、決勝に向けてグリップが上がった路面に合わせたセッティングに変えていたので、まずはそれをもとに戻す事に。

そしてこれが大きな選択ミス。

というのも、全くの想定外だったんだけど、中断されたレースが後回しになって、自分が参戦するYAMAHA SSの後に。こんな対応見たの、初めて。おかげでセッティング変更する時間が短くなった。そして、タイヤ選択を吟味する時間がなくなってしまった・・・。正直、この対応は非常に疑問。

その後、コースの状況を見る暇もなく急いでセッティング変えてレインタイヤに付け替えてダミーグリッドへダッシュ。ダミーグリッドに並べて気づく。大半がレインタイヤの中、数名スリックタイヤがいることに。そして、スリックタイヤの方が圧倒的に速いであろうことにも。

スリックタイヤ勢が数名しかおらず、レインタイヤ勢の上位が入賞できるぐらいなら良いなと思いつつローリングがスタート。

ローリングの時点で、路面は乾きかけてて水飛沫すら上がらない。これはもうあかん。自分より前のグリッドでスリックタイヤを履いているのは2名。(そしてその2名が今日の1位と2位。)

そしてスタート。スタートは上手く行って、確か、シングル順位まで浮上。したものの、以降はひたすらスリックタイヤ勢に抜かれる。それも圧倒的速度差で。

せめてレインタイヤ勢上位に入るぞと途中まではそこそこ走れていたものの、途中から突然グリップがなくなった。というのも今回、ハーフウェットになるだろうと予想して、浅溝な使い古した中古のレインタイヤを選択したんだけど、そのレインタイヤの溝が完全に消滅した。

溝がなくなったレインタイヤ=グリップしないただのゴム

こうなってしまうと、全くグリップしなくてズルズル後退。レインタイヤ勢にも抜かれて結局、18位フィニッシュ。

スリックとレインのラップタイム差が最終的には3秒近くあった。レインタイヤ勢9位だった模様。
スリックタイヤ勢になすすべなくやられる悲しい動画。

メインのSuper SSに繋げるためにも、決勝はドライのガチンコ勝負したかった。こんな、タイヤ選択で順位が変わるつまらない展開になるなんて・・・。これもレースだけど、やるせ無い。

切り替えて次戦、9月のSuper SS!シリーズチャンピオン獲るための分水嶺!

あと、そういえば来週も鈴鹿来る。シマノ鈴鹿ロードレース。

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この記事を書いた人

デジタルマーケティングコンサルとして働く1児の父。
タイヤの付いた乗り物(ロードレース・シクロクロス・レーシングカート)でレースするのが生きがいです。

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