Panaracer AGILEST (アジリスト) TLRのインプレ

ロードバイクのタイヤは数年前からチューブレス(&チューブレスレディ)一択な私。これまでチューブレスタイヤはIRC Formura Pro RBCCをひたすらリピートしてた。チューブレス対応でチューブレスレディタイプより重く、耐久性と転がり抵抗に難ありと思いつつも、接地感とグリップが最高で一番のお気に入りタイヤだった。

そんな中、Panaracerが新しくリリースしたタイヤ、AGILEST(アジリスト)を試しに購入。(毎回同じタイヤってのも飽きちゃうし!)

前評判では、すぐパンクするって話だったので、せめてパンクするまで乗ってからインプレ書こうと思ってたんだけど、結局、約4ヶ月で2000km乗ったけどパンクせず。このままじゃいつまで経っても書けないぞ!ってことで、まだパンクしてないけど書いたインプレ記事でございます。(ぼちぼちスリップサインも消えそうなので、パンクすることなく交換となりそうな勢い。)

Contents

Panaracer AGILEST

AGILESTは、2022年3月にリリースされたPanaracerの新作タイヤ。

Panaracerは、きっとロードバイクに乗る人なら大抵の人が知っているであろう、日本の老舗タイヤメーカー。これまでは、Panaracerのロードバイクタイヤと言えばRace Evoシリーズだったんだけど、チューブレスレディタイプは良い評判を聞かなくて、ほとんど使う機会が無かった。

そういえば、、、Panaracerは自分が人生で初めて自分で選んで買った自転車のタイヤメーカーで、思い出深い。大学時代にクロスバイクをちょっとカスタムしてみたくなって、一生懸命ググって辿り着いたのがPanaracerのCloserだった。(どうでも良い話だけどw)

そんなPanaracerが満を辞してリリースしたAGILESTには、クリンチャー、チューブレスレディ、チューブラーの3タイプがラインナップされていて、クリンチャーについてはスタンダードモデルに加えて、エンデュランスモデルのDUROと軽量モデルのLightがある。その中で、自分が買ったのはチューブレスレディモデル(スタンダード)の28c。

気合い入ってそうなパッケージ。

実は発売当初、あまり使う気になれなかった。というのも、インフルエンサーマーケティングに力入れまくってる感があって、なんかやだなーって。たぶん、自分がひねくれてるだけなんだろうけど、アンバサダー的な人が起用されてるメーカーの製品って、逆に買いたくなくなるんよね。

と思ってたものの、円安やらプーチンチンの侵略戦争やらの影響か、新作の海外製タイヤ(Michelin Power Cupとか、Continental GP5000S TRとか。)が在庫ほとんどないし、お手頃価格で手に入らないしで、感じていた嫌悪感は一旦置いといて、試しにAGILESTを買ってみようかなと。(各社が新作出してる中、IRCは長らくモデルチェンジしてなくて、一度浮気したいなと思ったこともあり。)

価格と入手性◎

まず、価格。MichelinのPower Cup TLRが国内定価10,890円、ContinentalのGP5000s TRが国内定価13,000円と、恐ろしい値付けとなっている中、Panaracer AGILESTは7,370円と良心的。自分が5月に購入した際は、Yahoo!ショッピングのポイントバックをフル活用して、1本あたり5,200円ぐらいでGETできた。

ていうか、最近、自転車パーツの価格高すぎません?自転車のタイヤが1セット13,000円って、、、うちのウェイクのスタッドレスタイヤアルミホイール付きより高いわ!←

入手性については、発売当時、品薄でなかなかゲットできなかった(5月に注文した際は、1ヶ月ぐらい待った。次のタイヤが無いと致命的よね。)んだけど、記事を書いている現在は在庫あって普通に買える様子。

今後、特に欧米はインフレでモノ不足になるのであれば、国内メーカーのタイヤをチョイスしておいた方が安心かもしれないなと思ったり。先のことはわからないものの。

最高すぎる乗り心地

ここからは実際に乗った感想を。

乗ってソッコーで感じたのは、乗り心地の良さ。最初、空気圧は5barぐらいに設定してたんだけど、びっくりした。IRC RBCCに比べて、ハンドルに伝わる振動がマジで減った。

試しに朝練終わりにチームメイトのキノさんに乗ってもらったけど、同じ印象。このタイヤすごい。

その後、メーカー推奨の適正最低空気圧な4bar弱に設定すると、さらに乗り心地が向上。個人的には4.2barあたりを基準に路面に合わせて調整するのが良いかなと思った。

ドライもウェットもしっかりグリップ

個人的に、自転車タイヤで一番重要と思うグリップについて。

転がり抵抗や軽さによる省力化もレースリザルトに影響するんだろうけど、グリップ不足が原因(人によって必要なグリップレベルは違うとは思う)でダウンヒルやコーナーで遅れる場合と比べると、後者の方が影響でかいんじゃないか。ってのが自分の意見。

そんな中、AGILESTのグリップ力は非常に良い。IRC RBCCと同じぐらい安心感がある。接地感は若干、IRCの方が上に感じるけど、十分すぎるぐらいに良い。

実戦で使った感想としては、秩父宮杯ロードレースでの下りは、周りの選手に比べてかなり余裕を持って走れていたと思う。一度、先頭(グルペット集団だけどw)で無理のない速度で下ってみたら、自然と1人飛び出す形になってしまった程。下りやコーナーでの安心感は抜群。

と、ここまではドライ路面の話。ウェットはどうなの?と言うと、これまた問題なくグリップする。

9月に出場したJBCF群馬はフルウェットだったんだけど、下りコーナーでのグリップは全くもって問題なし。毎ラップ誰かしらが下りでスリップダウン&オーバーランする中、スベってヒヤッとする場面は一度も無かった。

フルウェットなJBCF群馬

トレッドパターンが完全スリックで、排水性とかどうなんだろ?って思ってたんだけど、問題なし。雨でもめっちゃグリップした。

ハメやすい、ビード上げやすい(with DT-Swissホイール)

まだ、フロント・リア合わせて2本しか装着していないんだけど、2本中2本とも、めちゃめちゃ楽にタイヤをハメられた。どちらも普通のフロアポンプで1発。タンクポンプの出番すら無かった。

もしかすると、自分が使ってるホイールとの相性が良いのかもしれない。使ってるのはDT-Swiss PRC1400 Spline 35。サンプル数2回と少ないものの、少なくとも、このホイールとの相性は良いと思われる。

AGILEST × DT-Swiss

唯一の欠点は空気保持力

巷のレビューでは色々とネガティブポイントはあるものの、自分が使う中で感じた欠点は空気保持力のみ。一晩で大体、1barぐらい抜けてしまうから、毎日実走するなら毎日空気入れないといけない。めんどくさいw

巷では耐パンク性イマイチって噂

AmazonのレビューだったりTwitterのタイムラインを見ている限り、耐パンク性は間違いなく、AGILEST最大の欠点なんだろうなと思う。特にAmazonのレビューは半数以上がパンクによる低評価。買うのを躊躇するレベル。

約4ヶ月2000km走ったリアタイヤ。まだパンクなし。

パンクって運の要素大きいとは思うけど、これだけみんなが口を揃えて「すぐパンクする!」って言うんなら、きっとそうなんだろうなと。一応、チームメイト内では今の所、即パンク事例は発生せず。

これは効果あるかどうかわからないんだけど、AGILESTって新品の状態だとタイヤ設置面にワックスがベタ塗りされてて、いかにも小石を拾いそうな雰囲気。気持ち悪いからアルコールで拭き取ったんだけど、、、このワックスがパンクに寄与している可能性がもしかしたらあるのかもしれない。

新品タイヤ。ワックスでテカテカしてる。

耐パンク性に関しては、もう数セット使い込んでから追記できればなと思う。来年あたりには、「すぐパンクする!こんなタイヤ危なくて使ってらんねぇよ!」って評価になってるかもしれないしw

まとめ:鬼リピート決定

ここまでPanaracer AGILEST TLRのインプレを書いてみた。

乗り心地は良いし、ドライもウェットもしっかりグリップする。値段も良心的で、現時点では入手性も問題なし。巷の噂ではパンクしまくるって話ではあるものの、2,000〜3,000kmぐらい使えるのであれば、個人的ベストバイTLRタイヤかなと。あと、自分のホイールがTLRモデルだから、IRCと違ってチューブレスレディなのも良き。

Michelin Power Cupとか、高級海外タイヤを使うと、感動するのかもしれないけど、性能と価格と入手性の総合評価はAGILESTなんじゃないかなーと、今の所思ってる。倍近い価格差、入手性の悪さを覆すほどの性能差があるなら別だけど。

あと、今の円安&日本のCPIを大きく上回る欧米各国のインフレ基調が今後も続くって考えるのであれば、海外メーカーのタイヤより国産メーカーのタイヤのお気に入りをしっかり見つけておいた方が幸せになれる気がしなくもないなと。(今後、もっと価格差開くんじゃない?知らんけど。)

ってことで、Panaracer AGILEST、日頃の行いが良くてパンクしない自信があるユーザーにはマジでおすすめのタイヤです。

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この記事を書いた人

デジタルマーケティングコンサルとして働く1児の父。
タイヤの付いた乗り物(ロードレース・シクロクロス・レーシングカート)でレースするのが生きがいです。

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