チューブレスタイヤパンク修理ツールでパンク修理してみた【ブラックバーン プラガー インプレ】

ここ最近、ロード用タイヤはほぼ全てがチューブレスタイヤな私。数年前から練習はほぼチューブレスタイヤしか使ってなくて、サドルバッグの中には基本、「携帯ポンプ・クイックショット・工具」だけ。

数年の間に5回ぐらい出先でパンクしたことがあったんだけど、たいていシーラントで塞がるし、パンクしたことに気付くのは翌朝ってことも何度かあった。

ってことで、特に何の問題もなくチューブレスタイヤを日常使用してたんだけど、ついに先日、チーム練で帰れないレベルのパンクを経験。

完全に不注意なんだけど、物見山周辺の下り坂の途中に広くて深めのグレーチングがあって、思いっきりリム打ちパンク。シーラントでは塞がらず(帰ってチェックしたら、入れてなかったのか干からびてたのか入ってなかった・・・。)、お守りがわりのクイックショットでも塞がらず。「これは輪行帰宅か・・・。」と思ってたら練習仲間のシゲさんがチューブレスパンク修理材を使って修理してくれた!

使ってくれたのLifelineのチューブレス修理キットで、ガムみたいなゴムを穴に突っ込んで、穴を塞ぐパンク修理材。これで空気漏れがおさまって、残りの練習にも参加できた。

「自分もチューブレス修理キットをサドルバッグに入れておこう!クイックショットの代わりに。」ってことで、Amazonの評価が高めだったBlackburnのPlugger(ブラックバーン プラガー)っていうチューブレスパンク修理キットを購入。

そして、外でパンクした時にぶっつけ本番は怖いから、家で試しにパンクさせてパンク修理してみた。

ってことで、「Blackburnのパンク修理キットでほんとにパンク修理できるの?」を実際に試してみましたよって記事でございます。

Contents

Blackburn Plugger(ブラックバーン プラガー)

今回購入したのは、ブラックバーンのプラガーというチューブレス用パンク修理ツール。

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こんな感じ。一応、フレームに装着するためのバンドも付属。
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この、溶けた芋けんぴみたいなゴムを穴に突っ込んで、穴を塞ぐ。10本入り。

以下、メーカーが公開してる使い方動画。ちな、こんな簡単にはいきませんw

ツールにゴムをセットして、パンク穴にぶっ刺して引き抜くと、ゴムが穴に挟まってパンク穴が埋まる。ざっくり雑に説明するとそんな使い方。ブラックバーンってことで、MTBタイヤを想定して作られてそうな気がしなくもないけど、一応、Amazonレビューみる限りはロードタイヤにも使えるって書いてたしとりあえず買ってみた。

実際に使ってみた

冒頭書いた通り、出先でぶっつけ本番は怖い!ってことで、冒頭書いたパンクで一度修理したタイヤを再度パンクさせて、試しにプラガーを使ってみた。先に結果を描くと、1本目のタイヤは修理できず、2本目(!?)のタイヤは修理成功。10本あったゴムは最終的に、残り3本となってしまったw

まずはニッパーでタイヤに穴を開ける。(1本目)

というわけ実際に使ってみる。まずは検証のため、ニッパーを使ってタイヤに穴を開ける。

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ちょっと罪悪感。

そして意外と、穴って開かない。ロードバイクタイヤってすぐパンクするけど、結構強いのね。何度か刺し直しをしてしまった気がして、これが1本目のパンク修理の失敗に繋がったのかもしれないなと。

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開いた。

パンク修理用のゴムを差し込む(1回目)

そして、開けた穴を修理する。自分で穴あけて自分ですぐ修理するのって、なんかシュール。

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プラガーにゴムをセットして・・・
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刺・・・・さらない🥺

開封した時点で思ってたけど、太すぎるよね、このツール。多分、太いブロックタイヤで使うことを想定してるんだろうな、やっぱり。

これ、出先でパンクしたら困るなぁ・・・。穴を広げる工具なんて普通持っていかないし・・・。と思ったら、そういえば!

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この間衝動買いしたWolftoothの携帯工具に、バルブ掃除用の棒が入ってたやん!

本来の使い方とは違う気がしつつ、とりあえずこのバルブ掃除棒をパンク穴に突っ込んで広げる。パンク修理するのにパンク穴を広げるってなんかアレよね。

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刺さった。
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そうこうしてたら、ビードが落ちた。出先でなるとめんどくさいやつ。

穴も広がったことだし、今度は刺さるはず!と思いきや、やっぱりツールが太くて刺さりにくい。結構無理矢理ねじ込んで、なんとか刺さった。(この間、修理用のゴムを数本ダメにしてしまった。)

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刺さった。
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空気を入れると、、、シーラントが吹き出す。
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そして止まらない。

はい、1本目のタイヤ修理は失敗w

穴の開け方が悪かったのかもしれない。ニッパーを何度か刺し直したから、小さい穴が複数できたとか?とはいえパンクの仕方は基本、コントロールできないしなぁと思ったりも。

ニッパーでタイヤに穴を開ける。(2本目)

というわけで気を取り直して2本目。失敗したフロントタイヤと同時にリアもタイヤ交換するつもりだったので、実験に使ってしまおう!と。

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2回目の実験体。
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今度は1発で。
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パンク完了。

パンク修理用のゴムを差し込む(2回目)

今度はちゃんと(?)パンク穴ができたはず。ってことで、1回目同様、まずはバルブ掃除棒で穴を広げてからゴムを差し込む。

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穴を広げて・・・
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ツールにゴムをセットして・・・刺す!

2回目はスムーズに刺さった。そして空気を入れてみると・・・

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ちょっとシーラントが吹き出したものの、直に治ってパンク穴が塞がった!

修理完了確認

ということで、タイヤ2本と修理用のゴム7本を消費して、パンク修理に成功。ただ、差し込んだゴムが数センチ、タイヤの接地面から飛び出してる。そしてこれ、手では切れそうにない。

このためにカッターを持っていくのもなぁ・・・ってことで、とりあえずこのまま走っても問題ないのか確認するため、家の近所を5分ほど走ってみた。

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5分走った結果。

一応、空気漏れはしなかったけど、んーーー、イマイチ。

あと、修理から1週間空気も入れずに放置したけど、抜け切ることなく残ってた。パンクしてないタイヤよりは抜けが早いものの、意外と穴はしっかり塞がっているのかもしれない。

まとめ:このパンク修理ツール、使える?

というわけで、実際にBlackburn Pluggerを使ってパンク修理を試してみた。1本目は失敗したものの、2本目は成功。クイックショットを持ち歩くよりはお守りとして役立つような気がする。

ただ、ツールがかなり太いので、ロード用に使うなら、黙ってWiggleでLifelineのパンク修理キット買ったほうが良いかも。カッターが付属してるし、お値段も1000円以下。ただ、Wiggleの送料無料ラインまで買うものがなくて、ちょっと困ってる。

ブロックタイヤなら、ゴムを切らなくても使えそうだし、ツールが太くても刺しやすそうだし、王滝とか、グラベルレースのお守りとして持っていくのは良いかもしれない。ていうか多分、そういう使い道のために売られてる製品だんだろうな。

パンク修理ツールどうこう以前に、乗り方気をつけてリム打ちとかサイドカットさえしなければ、多分、シーラント入れて空気入れ持っていけば問題無しな気がしなくもないものの。

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ひとまず、サドルバッグの中身はこうなった。

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この記事を書いた人

デジタルマーケティングコンサルとして働く1児の父。
タイヤの付いた乗り物(ロードレース・シクロクロス・レーシングカート)でレースするのが生きがいです。

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