便利!でも難あり。エーモンの電動ポンプのレビュー

「電動ポンプ欲しいな〜🤔」

ってことで先日、Amazonでエーモンの電動ポンプを購入して使ってみたので、レビュー記事を書こうと思う。結論から書くと、「買ってよかった!でも、難あり。そのままでは使い物にならない。」です。

というのも、質の悪い製品は買いたくない(&無名中華製品を毛嫌いしている)ので、多少高くてもちゃんとしたメーカーのものを買おう。ってことで、国内メーカーであるエーモンの電動ポンプを購入。

なんだけど、そのままではロードバイクタイヤへの空気入れとして使い物にならず、色々とカスタムすることで使えるようになった。その辺含めてレビューしようと思います。

Contents

エーモン 電動ポンプ

電動ポンプを購入するにあたって設定した要件が下記。

  • 持ち運びしやすい大きさであること。
    (飛行機輪行できるぐらい。→携帯フロアポンプを処分したい。)
  • 自動エア充填機能がついていること。
  • 空気圧が計測できること。
  • 無名中華製品ではないこと。

上記要件に合致し、購入したのは、冒頭書いた通りエーモン工業の電動ポンプ。

エーモンは多分、車の整備士や車のカスタムを自分でやってる人はほぼ全員、お世話になったことがあるであろう関西の企業。調べてないけど、関西弁の「ええもん」から社名取って、”ええもん”を作るものづくり企業なんだと思う。って、調べもせずにブログに書いたらあかんやろってことで調べたら案の定、そのまんまやったw

「エーモン」という社名の由来

エーモンは関西が発祥の地でもあり、「いいもの(良い物)= ええもん 」からとったものです。
ええもんを作り、ひとりでも多くのお客様にええもんをお届けしたいという創業時の想いが込められています。

https://www.amon.co.jp/about/philosophy/

お値段はAmazonで7,980円。中華製だと似たような形(ほぼ一緒。パクリ。どっちが先かは知らんw)で評価の高いものが5,000円前後なので、国内メーカーでかつ、”ええもん”なら3,000円程度の差は許容範囲かなと。(結果的に、そのままでは使えなかったわけだけどw)

ちなみにエーモンの電動ポンプは、5.0barまで空気を入れられて、エア充填の自動停止機能が付いてる。当初、ボッシュの電動ポンプにしようと思ってたんだけど、自動機能の有無が大きかった。

後述する改造後の姿。本来、ポンプヘッドは米式用。

ポンプヘッドはヒラメヘッドに交換

Amazonから商品が届き、開封してすぐ、ホースを切って元々付いていたポンプヘッドをヘヒラメポンプヘッドに交換。というのも、実は、仏式バルブ非対応。米式バルブに変換アダプタ付ければ入れられるものの、自動機能が有効活用できない&使い勝手が悪いってことで。

やっぱり、ヒラメポンプヘッドが至高。

ホースの根本から空気が漏れる問題

「さぁ使うぞ!」とワクワクしながらタイヤへのエア充填を開始。したんだけど、全然空気圧が上がってこない。で、一度止めてみると、「シューーーー」と空気が漏れる音が。チェックすると、ホースの根本から漏れてる様子。

さらに良く見ると、根本の接続部分のOリングが潰れてはみ出てる。そっから空気が漏れる様子。

締めすぎなんちゃうの?って言われそうだけど、ホールをある程度しっかり目に締め付けておかないと、ホースがくるくる回ってすぐ緩んでしまうので絞めざるを得ない。

ってことでAmazonで適当にOリングをポチって付け替えてみるんだけど、それでも解消しない。Oリングがはみ出る。(本当はモノタロウで品質の良いOリングを買うべきだったんだけど、待てなかったw)

最終的には、Oリング2つ入れて、はみ出ないようにビニールテープとタイラップで外から固定して空気漏れが解消した。

新品の電動ポンプを修理した結果。おかげさまで、収納時にホース取り外せない。

頼むわ・・・。中華ちゃうんやから”ええもん”作ってよ。と愚痴りつつ。

思った以上に音が大きい

そして気を取り直して使用開始。最初スイッチ入れた時点で思ってはいたんだけど、改めて使ってみると、、、「音がでかい!」

どれぐらいでかいかと言うと、、、

これぐらい。

Apple Watchのノイズアプリで計測したら、聴覚が損傷する恐れがあるって出るぐらいには大きい。ローラーより全然大きい。朝のトレーニング前に使おうと思ってたけど、2階で寝てる嫁氏と7歳児を起こしてしまいそうで使えないかも。マンションで早朝使うのは確実にNGな気がする。

空気漏れ問題と騒音問題がこの電動ポンプの最大のネガティブポイントじゃないかな。

充填時間を計測してみた

ロードバイクタイヤ、車のタイヤに空気を入れて、どれぐらい時間がかかるか計測してみた。

結果は下記の通り。

ちなみに、ロードはチューブレスの28c、車のタイヤは軽自動車用の155/65R14。

タイヤ種類空気圧所要時間
ロードタイヤ0→4.8bar約1分45秒
車のタイヤ1.75→2.50bar約2分5秒
エーモン電動ポンプのエアー注入所要時間

結構時間がかかるなと。多分というか確実に、手動のポンピングで入れた方が早い。でも、楽。自動だから、入れてる間に別のことできる。

空気圧系の精度は悪くなさげ

エーモンの電動ポンプは、4つのプリセットされた設定空気圧+ユーザー設定可能な空気圧をボタン一つで切り替えることができる。(ただ、プリセットの空気圧は変更できるけど変更内容は保存されない。)

車は2.5bar
バイクは2.20bar
自転車は3.10bar
ボールは0.60bar
ユーザー設定は4.80に設定

上記で設定された空気圧に到達すると、自動でストップする仕組み。便利。

ただ、気になるのは、「この空気圧、合ってるの?」ってところ。Panaracerのエアゲージ使って差を測ってみた。結果、は下記の通り。(Panaracerのエアゲージがそもそも精度どうなの?って問題もあるので、実はエーモンが正しい。って可能性もある。)

エーモン電動ポンプPanaracerエアゲージ
4.80bar(仏式)約4.70bar
2.5bar(米式)約2.45bar
エーモンとPanaracerエアゲージの空気圧の差。

何度か試して、ほぼほぼ上記結果に収束した。だいたい、表示より0.05〜0.10barの差。これは精度良いって思って良いんじゃないだろうか。

まとめ:なんだかんだ、自動で空気入れてくれるのは楽

以上、エーモンの電動ポンプのインプレでした。

エアホースの根本から空気が漏れるとか、音がうるさくて朝は使えなさそうとか、問題点はあるものの、買ってよかったなと。さっき、車のタイヤ4本に空気入れてきたんだけど、やっぱり楽だわ〜。と。普通のポンプで車に空気入れる気にならないもん。

あと、最近ミニマリスト的思考にハマってる自分としては、飛行機輪行と遠征用に使ってたトピークの携帯フロアポンプが小さくなるってのも嬉しいポイント。

かなり小さくなった!

ポンピングがストレスな人、持ち運ぶものを小さくしたい人、悪くない選択肢なんじゃないかな〜と。

以上、エーモン電動ポンプのインプレでございました。

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この記事を書いた人

デジタルマーケティングコンサルとして働く1児の父。
タイヤの付いた乗り物(ロードレース・シクロクロス・レーシングカート)でレースするのが生きがいです。

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