シマノGRXからSRAM APEX XPLRにコンポを乗り換えた結果・・・

こんにちは、はるそめです。

僕の初めてのロードバイクは、2012年にヤフオクで落札した、FELT F95。付属していたコンポはMicroshiftの9速だった。その翌年にはカーボンバイクが欲しくなって、同じくFELTのF5を当時お世話になっていたショップ、コムリンで購入。

FELT F5

このFELT F5に付いていたコンポがシマノの105で、それ以来10年以上、シマノのコンポーネントしか使ったことがなかった。

そんな中、先日の関西シクロクロス#2での落車でそれまで使っていたRidley X-Nightがご臨終し、急遽Trek Booneを購入。そしてそのBooneに付属していたのがSRAM APEX XPLR 1xで、SRAMデビューとなった。

Trek Boone5

Booneについては、シクロクロスレースだけじゃなくて、普段は35cのロードタイヤを履かせてトレーニングバイクとしても使ってる。(SRAMのシフト操作に慣れるために・・・!)

ってことで、バリバリのシマノユーザーがSRAMを使ってどう感じたのか??をブログ記事にまとめようと思います。

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比較対象のコンポ

さて、シマノからSRAMに乗り換えた結果ってことで、シマノのコンポとスラムのコンポを比較するんだけど、比較対象となるのは共に、機械式変速・油圧ディスクブレーキ・グラベル用のコンポーネント。

シマノはGRXのRX82シリーズで、SRAMはAPEX XPLR 1xシリーズ。そもそもグレード違うじゃん!って言われそうだけど、定価ベースで比べると、両者ほぼ変わらない(むしろ、ものによってはSRAM APEXの方が高い!)から、、、横並びで比較しても良いんじゃ無いかと、個人的には思ってる。

比較対象①:シマノ GRX RX82シリーズ
比較対象②:SRAM APEX XPLR 1xシリーズ

⭕️:見た目がカッコ良い

まずは、シマノからSRAMに乗り換えて感じた、メリットから。

1番のメリットは、見た目。カッコよさこそ正義。

レース機材は、カッコ良いものが一番速いって、死んだじいちゃんも言ってた気がする。

シマノよりSRAMはカッコ良い。これは間違いない。ディスクローターやスプロケットの肉抜き感とか、SRAMめっちゃカッコ良い。ブランド名もロゴもシリーズ名も、カッコ良い。

⭕️:シマノ11速用フリーに11-44のワイドレシオなスプロケが付けられる

実用的なメリットとしては、シマノの11速用フリーに12速の11-44のワイドレシオなスプロケを装着できること。シマノの場合、ロード用フリーに付けられるのは最大で11-36までで、それ以上大きいスプロケを装着したい場合は、フリーをマイクロスプラインという、シマノ12速MTB用のフリーに交換しないといけない。(知らずにリアディレイラーとスプロケ注文して痛い目みた過去あり!)

これは個人的な考えだけど、シクロクロスレースにおいてはスプロケはワイドな方が良いと思ってる。というのも、少しのギアチェンジで大きくギア比が変わってくれた方が、シクロクロスの急激な加減速に対応しやすいんじゃ無いかなって。

あと、近所の坂でトレーニングメニューをこなす際、軽いギアがあればケイデンスに幅が持たせられて良い。

⭕️:パワーメーターが安い

実はSRAMのメリットを一生懸命考えたんだけど、、、見た目とワイドなスプロケが使える以外になかなか思いつかなくて、、、捻り出したのがパワーメーター。

SRAM Apex 1xシリーズとして、”Apex Left Crank Power Meter DUB Wide”というクランク型パワーメーターがラインナップされてる。国内代理店の定価で37,640円。自分が買おうと思ったタイミングで国内で販売しているショップがなかったので海外通販サイトBikeinnで注文したんだけど、32,500円。安い。(今見たら、28,000円に値下がりしてるけど!!)

ちなみにメーター自体はQuarq社製で信頼できる。実際、レースやトレーニングで数週間使ってみてるんだけど、シマノで利用している4iiiiと表示される数値は変わらないように感じる。

電池は単四電池1本で入手性も問題ない。

GRXでクランク型パワーメーターにしようと思うと、現実的な選択肢は4iiiiのみで、国内定価も実売も50,000円オーバーだから、SRAMのメリットと言えるんじゃないかなと思う。

ただ、ワイドスプロケもパワーメーターも、金で解決できてしまうな・・・。

?:シフトミスが増えた

シマノのリアのシフト操作って、小さい方のレバーでシフトアップ、ブレーキレバーでシフトダウンとなっていて、シフトアップとダウンでレバーが分かれてる。対するSRAMの場合は、レバーを少し押し込むとシフトアップ、奥まで押し込むとシフトダウンとなっていて、1本のレバーで操作する。いわゆる、ダブルタップレバーってやつ。

慣れの問題なのかもしれない(と思って、今はロード練も全てTrek Boone乗ってる)けど、SRAMに変えてからシフトミスがめっちゃ増えた。1段だけシフトダウンしたかったのに、2段シフトダウンしちゃったり、一番軽いギアなのに、シフトダウンしようと思ってシフト操作した結果、シフトアップしちゃったり。

ダブルタップレバーは構造上、一番軽いギアの状態でシフトダウンしようとしてレバーを操作すると、シフトアップしてしまう。シマノみたいに、「シフトレバーを押し込んで現在ローギアであることを確認する」ってことができない。

あと、もう1点困るのが、レバーを操作したけどシフトダウンしなくてジャラジャラ音鳴りしてしまってる時。シマノなら、”カチッ”ってなる直前までシフトレバーを押し込めば、ギアを変えずにシフトダウンさせられるけど、SRAMは押し込んだらシフトダウンするかシフトアップするかしないといけないから、それができない。

✖️:調整がシビアすぎる

調整不足でうまくシフトダウンしてくれない時、前述の通りシマノは手元の操作でなんとかできるけど、SRAMはできない。なので、SRAMはディレイラー調整が非常に重要。

なんだけど、SRAMのディレイラー調整がマジでシビアすぎる。というか、1時間ぐらい格闘したけど結局、全段のシフトアップとダウンを完璧に調整することはできなかった。

トップ3段目から2段目へのシフトアップができるようにすると、ロー側3段目で音鳴りがする。ロー側3段目の音鳴りを解消すると、トップ3段目から2段目にシフトアップしない。テンションボルトをいじったり、色々試したけどダメ。

これ、バシッと調整できる人、いるんだろうか・・・?

✖️:変速性能は圧倒的にシマノ

シマノのコンポーネントの性能は、化け物か!

変速性能については、圧倒的にシマノ。シフトアップ/シフトダウンの反応の良さ、正確さ、早さ、どれをとってもシマノGRXの方が上。

SRAMを使用して改めて、シマノの技術力の凄さを感じた。

シマノすごいわ。

✖️:パーツの入手性・手離れが悪い

国産のシマノvsアメリカ産のSRAM。

当然、パーツ類の入手性はシマノの方が上。チェーン1つ取ってみても、シマノはAmazonで3〜5,000円で翌日配送で買えるけど、SRAMのAPEXグレードは売ってない。(他の12速用SRAMチェーンが対応してるのかわからないけど、8,000円ぐらいする・・・。)

海外通販サイトのBikeinnなら、Apexグレードを4,000円で買えるから、早めに注文してストックしておくのが吉。かも。

あと、使わなくなった時の手離れも悪いよね。

シマノの方が国内シェアは圧倒的に高いから、ヤフオクやメルカリに出しても比較的すぐ売れる。対してSRAMはユーザーがそもそも少ないこともあって、なかなか売れない。

この辺りはデメリットかも。

まとめ:シマノGRXに戻すか?

調整のしやすさも変速性能も、シマノの方が圧倒的に上。というか、見た目以外シマノが上。(個人的に)

じゃあ、「SRAMからシマノに戻すか?」と言われると、悩ましい。金銭面を抜きにしても、悩ましい。

シクロクロスレースで使うことを考えると、使い勝手の良いシマノに戻した方が合理的に思えるんだけど、、、なんか、SRAMダブルタップレバーの変速って、クセになるんだよね。

現状、自分にとってSRAMが目新しいものだからそう感じるのかもしれないけど、SRAMは操作してて、楽しい。見た目がカッコ良いからテンションも上がるし。

ってことでとりあえず、今シーズンのシクロクロスはこのままSRAMを使ってみようかなと思う。

以上、シマノからSRAMに乗り換えた個人的な感想ブログでございます。特にこだわりがないならシマノを選んでおいた方が間違いないとは思うけど、刺激が欲しいならSRAMアリかも?

参考になれば幸いでございます。

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