ワイドな35cロードタイヤをロードバイクトレーニング用に3ヶ月使った感想【Michelin Pro5 TLR 35c】

こんにちは、はるそめです。

ワイドリムに太いタイヤがトレンドな昨今。「シクロクロスバイクに35cのロードタイヤを履かせたら、最高のトレーニングバイクが完成するのでは??」と思い立ってミシュランPro5の35cを購入。実際に3ヶ月、雨の日も晴れの日もトレーニングで使ってみた。

結論、最高だった。

ってことで、35cロードタイヤをトレーニング用に3ヶ月間使った感想について、ブログにまとめたいと思う。

Contents

使用機材について

35cのミシュラン Pro5を履かせたTrek Boone 5

インプレに入る前に、使用機材については下記の通り。

バイクTrek Boone5
ホイールBontrager Paradigm Comp 25
タイヤMichelin Pro5 TLR 35c

シクロクロスバイクであるTrek Boone5の完成車状態で、Michelin Pro5の35cを装着したような状態。完成車付属ホイールな”Bontrager Paradigm Comp 25″は内幅25mmと結構なワイドリムなので、35cタイヤとの相性も良き。シクロクロスレースでは、タイヤ幅33mmルールに抵触して使えなかったから、新たな使い道が生まれてよかったなと。

前提:トレーニングタイヤに求めるのは、速さではなく安全性

ドラクエ風の作戦コマンド「いのちをだいじに」

ロードバイクでトレーニングする上で最も重要なことは何か?正直、トレーニングに速さなんて必要なくて、とにかく安全にメニューを完遂できれば良い。と思ってる。

長くロードバイクをやっていると、トレーニング中の事故で大怪我したとか、亡くなってしまったという話を嫌でも聞いてしまう。20代の頃は、チーム練で練習仲間を千切るとか、登りのタイムを短縮することばっかり考えていたけど、そんなことより、必要な負荷を身体に与えて安全に帰宅する。これが重要だよねと。

そういう意味では、接地面が増えて低圧運用できる35cロードタイヤは、28cや30cのタイヤよりもトレーニングに最適なんじゃないかなと。

35cロードタイヤはとにかく、「安全で快適」

雪の朝練に出る35cタイヤ仕様のTrek Boone 5

さて、ここから実際に35cロードタイヤをトレーニングで使用した感想を書いていきたいんだけど、結論は「とにかく安全で快適!」

平日の朝練は、家の近所にある約2km/8%の路面の悪い登りをひたすらピストンしてメニューをこなしてて、ローラーが嫌いなので基本的には雨でも実走してる。

28cや30cのタイヤでも全くもって問題はないんだけど、35cだと、安心感が段違い。路面の悪い下り区間では、低圧運用できるおかげである程度振動をいなしてくれるから、コントローラブルで安全。タイヤ接地面が広いおかげで、制動力が高くて急坂でも余裕を持って下れるし、ウェット路面では接地感を感じやすい。

いざって時、細いタイヤよりも間違いなく、助かる確率が上がると思う。(今のところ幸い、いざって時は訪れてないけど。)

あとシンプルに乗り心地が良くて、上半身が疲れづらい。快適。

太いタイヤはバイクを倒すコーナリングが必要、でも倒しやすい

30cと35cのロードタイヤの太さ比較
30c vs 35c

安全と言いつつ、使い始めてすぐはコーナーで若干、アウトに膨らむ感覚があった。プッシングアンダーというか、前に転がろうとする力が強く、膨らんでしまう感じ?あと、タイヤが太い分、どうしてもコーナリング初期の反応が鈍い。

ただ、バイクをしっかり目に倒すよう心がけてコーナリングすると、ガラッと印象が変わった。バイクを倒した際の接地感がめちゃめちゃ良くて、限界の高さを感じる。

感覚ではあるけど、太いタイヤでのコーナリングは、しっかり目にバイクを倒すのが前提なのかなと思う。そして、限界値が高いからバイクを倒すコーナリングの練習に最適な気がする。
そういう意味では、太いタイヤでバイクを倒す感覚を練習して、レース用の細めのタイヤに応用する。ってのはありかもしれない。

空気圧はやっぱり、低めが良い

キジマの電動ポンプで35cタイヤに空気を充填

空気圧については、さすがワイドタイヤ。結構下げられる。

とりあえず最初は4barにしてみたんだけど、タイヤの硬さが出てイマイチ。その後、どこまで下げられるかな?と、毎日じわじわ下げていったんだけど、、、最終的に2.8barに落ち着いた。2.0〜2.5barあたりでもいけそうだけど、乗り心地と軽快感のバランスが取れてるって感じるのは、2.8barあたりだと感じる。

SRAMの空気圧計算ツールの結果、フロント3.07bar・リア3.26bar
SRAMの空気圧計算ツールで確認すると、これぐらい。

意外と転がり抵抗は悪くないらしい

朝練で走る林の中の舗装路

巷では、太いタイヤはインピーダンスロス(路面の凹凸でバイクが上下に跳ねることによるロス)が減り、転がり抵抗が低い。って言われてる。実際、乗ってる感じ、重くて進まない!とはならず、「ぉ、意外と進むやん!」って感じ。

とはいえ転がり抵抗なんて、そうそう感じられるものではない。(自分が鈍感なだけ?)客観的な数値はどうなんだろう?ってことで、タイヤの転がり抵抗と言えば”Bicycle Rolling Resistance“。無料で閲覧できる範囲だと、下記の通り。

タイヤ空気圧抵抗
Michelin Pro5 TLR 35c2.8bar13.8w
Michelin Pro5 TLR 28c5.0bar12.5w
Michelin Power Cup TLR 28c5.0bar10.3w
Panaracer Agilest TLR 28c5.0bar13.3w
Panaracer Gravel King TLC 35c2.8bar16.6w
Continental GP5000S TR 28c5.0bar9.7w
Vittoria Terreno Dry 33c2.8bar23.2w

こうやって並べると、下記のことが言えそう。

  • 同じMichelin Pro5の28cと比べても、1.3wしか変わらない。
  • ロード用のレースタイヤとしても使えるであろうMichelin Power CupやGP5000sの28cと比べても、圧倒的な差はない。
  • 直接競合となりそうなグラベルキングと比べて、3w近く低い。
  • シクロクロスタイヤの中では比較的転がり抵抗が低いであろうVittoria Terreno Dryより10wも低い。

この比較を見て、違う感想を持つ人もいるだろうけど、個人的には、「転がり抵抗、めっちゃ優秀じゃん!」って思った。(35cというより、Pro5が優秀なんじゃないか疑惑もありつつ。)

35cタイヤのデメリット

と、ここまで35cタイヤの良さを語ってきたつもりなんだけど、もちろん、デメリットもある。

まずは重さ。Pro5の28cがカタログスペックで310gなのに対して、35cは395g。前後で170g増はなかなか大きい。ただ、前述した通り、トレーニングに速さは求めてないし、遅いバイクで走った方が登りは相対的に長くなるから、デメリットではあるんだけど、トレーニング用途ならデメリットじゃない。

じゃあ、トレーニング用途でのデメリットは何か?っていうと、普段35cでばかり乗って、いざレースの日に28cのタイヤに変更すると、戸惑う。35cのグリップ感に慣れすぎて、コーナーが下手くそになってしまう可能性がある。なので、いくら35cが快適って言っても、定期的にレースで使用する幅のタイヤで練習する必要はあると思う。

自分が感じるデメリットはこんなもん。

35cロードタイヤの選択肢

Michelin Pro5 TLR 35cのタンサイドとロゴ

35cロードタイヤの選択肢だけど、最近のグラベルブームの影響なのか、ラインナップしてるメーカーが増えてきてる気がする。以下、自分が思いつく35cロードタイヤ。

  • Michelin Pro5 TLR 35c
  • Vittoria Rubino TLR 34c
  • Panaracer GravelKing TLR 35c
  • Continental GP5000AS TLR 35c

価格や重量のバランスから言っても、Michelin Pro5はベストバイなんじゃないかなって思う。(次はRubino試してみても良いかなと思いつつ)

Amazonで1本8,000円ぐらい。物価が上がりまくってる昨今、コスパは悪くないんじゃない?

まとめ

ミシュラン Pro5 35cを装着したTrek Boone 5の後輪

以上、ワイドな35cロードタイヤをトレーニング用に3ヶ月使った感想でした。

速く走る必要はなく、必要なメニューをきっちりこなして安全に帰ってくることがトレーニングでは最重要。って考えると、安心・快適な35cのワイドなロードタイヤはトレーニング用タイヤの最適解かもしれない。

オフシーズン中、眠ってるシクロクロスバイクやグラベルバイクがあるなら、ワイドなロードタイヤを履かせてトレーニング用に使ってみるのはどうでしょう??

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